「ドレスのオーダーに興味があって、」と最初にご来店いただいた時には、まだ挙式会場が決まっていませんでした。一番にドレスのイメージからスタートしていただけるとは、私にとっては大変嬉しなことです。ただ、会場の雰囲気やパーティースタイルなど、ドレスのデザインを考えるうえで、大切なポイントでもあるので、会場選びと同時にドレスの準備を進めていったのが、懐かしく思い出されます。
サンプルのドレスを試着していただきながら、イメージを膨らませて、タックつかいでたっぷりのボリュームを出したスカートに、クラシカルなレースのロングスリーブというデザインに決まりました。

ライン、シルエットをより綺麗に仕上げるために、仮縫いでは、ベースのビスチェドレスのサイズ合わせをしてから、レースをボレロのように上から被せて行いました。すると、新婦様が「ビスチェタイプのドレスも、想像以上に素敵ですね」と。
だったら、せっかくなので、挙式の時とパーティーの時と、2WAYに出来るように変更しましょう、という事になりました。

スレンダーな彼女には、上品な開きの胸元の方がお似合いになるので、色々検討した結果、取り外しの出来るオフショルダーを付けて、チェンジすることにしました。シンプルで素材感の引き立つとっておきのウエディングドレスで、全く異なった雰囲気を楽しめる素敵な仕上がりになりました。

そして、本日が晴れの日、お天気も晴天です。
おめでとうございます☆