新作デザインのドレスが完成しましたので、ご紹介させていただきます。
今年の年始めに観た、ソフィア・コッポラ作「マリー・アントワネット」の中で、ロココ時代の衣装をモダンにデザインしたドレスの数々にとっても感動しました。それらのドレスが、マリーアントワネット演じるキルスティン・ダンストの雰囲気にとっても似合っていて!
クラシックさを感じさせながら、モダンな印象。今回の新作は、そこからデザインのイメージがスタートしたように感じます。
まず一番の焦点は、お気に入りフランス製チュールレースを使いたかったことです。ナチュラルな風合いが生きるように、背中部分をレース使いにして、バックポイントにはバッスル調のリボンのような動きのあるポイントを配しました。
メイン素材は、レースの風合いに合わせて、シルク&コットン混合の生地を選びました。シルクの光沢を感じながらも、素朴な柔らかさを感じる生地です。

正面のデザインは程よい開き具合のストラップにしました。このデコルテのラインが、胸元をすっきり見せてくれるうえ、アクセサリーも映える抜群のバランスなんです!
あと、どうしてもはずせなかったのが、このタックづかいのボリュームです。今回は、Aライン用のパニエを合わせて撮影しましたが、ふんわり広がるプリンセンスラインのパニエを合わせると、もっとボリュームが出て、また印象が違ってきます。

シンプルをベースに、上質な素材を使い、ほんのりキュートな甘さを感じさせるデザインのドレスを、今後もどんどんご紹介出来ればと思います。
素材を変えてや、ディテールの変更などのセミオーダーとしての対応も可能ですので、ご希望の方は、お気軽にお問い合わせ下さい。