ウエディングドレスのデザイン

既製のものから選ぶのでなく、ドレスをオーダーで作るとなると、まずデザインをイメージすることが大切になってきます。普段のお洋服とは違い、結構むつかしいことなのかもしれません。
ご来店いただくお客様は、ご自分のイメージ、またお似合いになるものをよく理解しておれる方が多いので、いつも感心してしまいます。
素敵だな~と思うもの。また、好きだな~と思うもの。
それは必ず自分に似合うドレスにつながっていくと思います。やはり、自分らしさの延長線上のウエディングドレスであって欲しいですから。

今回は、素材の質感が生かされた、シンプルなオフショルダードレスをご紹介させていただきます。最初に新婦様、お母様と私3人でイメージした、シルクの風合いの感じられる上質なウエディングドレスに仕上がったように思います。

オフショルダードレス-front-オフショルダードレス-back-

ベースのAラインスカートに、タックでボリューム感を出したオーバースカートで動きを出したシルエット。バック部分は、ほんのりシャンパン色のフランス製リバーレースを使用し、ふんわりボリュームの出るバッスルスタイルにしました。そして、プリーツを入れたオフショルダーには、共生地のバラコサージュで甘さをプラスしました。

デコルテと肩を印象づけるこのオフショルダーラインは、上品な華やかさを出してくれるうえ、すっきり見えるので、ウエディングドレスとしてお勧めのラインです。

カシュクールのオフショルダードレス

明けましておめでとうございます。
今年も、オーダーメイドのドレスの魅力を、少しでも多くの方にお伝え出来れば嬉しく思います。
宜しくお願い致します。

カシュクールドレス-front-

カシュクールのトップスは、デコルテを綺麗に見せてくれるVネックに、オフショルダー。バックスタイル背中は可能な限り大きくVにカットして、ボリュームたっぷりのオーガンジートレーンの縁には、パイピングの中にワイヤーを入れて、ふんわり動きの出る仕上がりにしました。バックコサージュは、ドレス共生地のアイボリー色からスモークピンクへとグラデーションをつけ、葉はグリーンに染めて、流れるようなシルエットにしました。
また、お食事会用2WAYとして、ウエストにスモークピンクのリボンをつけ、ヘッドコサージュもご用意させていただきました。

カシュクールドレス-back-

デザインの方は、全て新婦様のご要望でしたので、私はイメージどおりに、また綺麗に見えるシルエットのドレスに仕上げる大切な役目です。
最初の打合せ後に、仕入れ先に出向くと、ちょうどこのドレスにぴったり!と嬉しくなるような上品な光沢と柔らかさが魅力的なフランス製サテンを発見しました☆
そこで、迷わず購入してしまい、
「お勧めの生地が手に入りました。」とご連絡させていただきました。
こういったインポートの上質な生地が上手く入手出来るかは、縁の部分があったりするもので、このドレスを作るために出会った気分でした。

カシュクールドレス-2 way-

デコルテの綺麗な開きにするために、オフショルダーの部分が上手く留まりにくかったり、トレーンのボリューム感を調整したり、と。仕上がりまでに少々苦戦するとこもあり、仮縫いに何度か足をお運びいただきましたが、手のかかった分、仕上がりも大満足な感じ!雰囲気のあるとっても素敵なドレスになりました。

グアムでのお式のご報告のご連絡をいただき、ドレスのお写真をまた持ってきていただけるとのこと。拝見出来るのが、とっても楽しみです♪